7月24日(日)
当山明治神宮前にて、火渡り柴燈護摩祈祷が執り行われます。天上におられる神や仏に、護摩木を燃やしたときの煙にのせて願いを届けます。柴燈護摩は国家安寧、五穀豊穣、無病息災、福寿円満のために修したもので、形式的には柴を焚いて、眼に見えない魔障の降伏を祈るのですが、内面的には行者自身をはじめ、参拝者の煩悩を消除して滅罪生善の利益を得んがための修法で災いを転じて福となす為の方法であります。「火渡り」は、仏の衆生救済の誓願によって厳修されるこの柴燈護摩に続いて行われるもので、護摩の浄化を渡って一切の罪障を焼き滅ぼすという功徳を授かる為に行なわれるものです。 諸魔を祓い、祈願成就を願うと同時に火の中を渡る事により火生三昧に入り、不動明王と同じお姿、境地になるのです。土落としとも云い、の土用に火渡りを行ずる事により、一年間の健康や長寿を授かります。
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